日能研のモットーのひとつに「他人と違う事をすることこそが成功の元!」というのがあります。
周囲と同じことをしていても同じ道しか歩めません。
それよりも一歩進んだ成功への道を歩みたければ、異なることをしなくてはいけないということですね。
このモットーが生まれた経緯には、日能研の創業者自身の経験があります。
日能研関東の会長である小嶋氏が起業家として塾を創業したのは若干26歳のこと。
当時脱サラしたばかりでお金も人のコネも無かった彼は、塾を開いたは良いものの生徒数は僅か3人、それも近所の子供たちばかりで、他塾と同じ行い方ではいけないと思い、次々とアイデアを出しました。
例えば、冷暖房完備。
冷暖房完備というのは当時塾では珍しい設備で、設置運用に費用がかかるため随分思い切ったことですね。
また、例えば無料家庭教師。
塾を休んだ生徒がいれば、休日に無料で家庭教師を行ったそうです。
休んだ分の遅れを取り戻せますし、しかも無料だというのですから、子供にとっても親にとってもこれほど嬉しいことはありませんね。
さらに、車で講師を自宅まで送るなんてことも。
塾を始めたばかりでお金がなく、講師に渡せる給料も雀の涙だったことによる、僅かながらの謝礼代わりです。
塾の設備、生徒への対応、そして講師への対応と、他塾には無い様々な点へのアイデアと工夫を盛り込んだのが日能研の始めです。
今でこそ業界大手となった日能研ですが、今でも初期の頃のモットーは忘れられていません。
経営にせよ勉学にせよ、完璧というものはありません。
足りない部分に誰よりも早く気付いてそれを補うことが重要なのだと彼は言います。